明日は、『黒耀石のふるさと祭り』。時をこえて手をつなごう!

葦木啓夏(Hiroka Ashiki)

2009年08月22日 09:37


さて、明日23日はいよいよ『黒耀石のふるさと祭り』です。
かつて旧石器・縄文時代、日本の大多数に渡っていった
平和の象徴“黒耀石”のふるさと・星糞峠(ほしくそとうげ)に
入っていく入口に立つ、長和町 黒耀石体験ミュージアムの
旧石器公園~縄文の森公園で行われます。



北の北海道からアイヌの伝統文化を背負ってアイヌ・アート・プロジェクト
南の沖縄から琉球の伝統文化を背負って南ぬ風人まーちゃんバンド
真中の信州から縄文の文化を背負って美咲が、
星糞峠のふもとの森に大集合しコンサートします。

昨日、アイヌ・アート・プロジェクトのみなさんが信州入りされて
夕方いっしょに、このステキなコンサートの計画者である
長和町 黒耀石体験ミュージアムの大竹幸恵さんに
お話をお聞きしたんですが、改めてすばらしい企画だなと思いました。

タイトルは黒耀石の森コンサート。
テーマは「時をこえて手をつなごう」。



縄文時代以降、大陸からお米づくりや金属器の技術が伝わると
本土は弥生時代に変化していきました。
その時代、北海道では“いにしえから続く森の恵みがあるじゃないか”
とお米づくりを選択せず、古来からの伝統を守っていくことにし
続縄文文化、オホーツク文化を経て、のちにアイヌ文化が花開きました。
一方、沖縄では“いにしえから続く海の恵みでこれからも生きていこう”と
お米づくりを選択せず、貝塚文化を経て、のちにグスク文化・琉球王朝が誕生しました。

それぞれが、独自の素晴らしい文化を持っています。

今回、北海道・沖縄・信州のアーティストが集まり一緒にコンサートするのは
それぞれが、それぞれの文化を誇りに思い、それぞれを認め合いながら、
もういちど時をこえて手をつなぐためです。




すてきなお祭、すてきなコンサートへのご参加、おまちしています。
お祭のスタートは午前10:00~。入場無料です☆

詳細:http://misaki.naganoblog.jp/e275215.html