実は、
ABN長野朝日放送の善光寺御開帳スペシャル
「おらが善光寺へようこそ」という番組に出演します。
4月19日午後3時から放送予定だそうです。
ということで、今日は収録で田中欣一先生(民俗・日本思想史家)
にご案内いただきながら、善光寺西街道を巡ってきました☆
善光寺街道を歩くのは今日がはじめて。
昔の人たちが長い、長い道のりを歩いて善光寺に向かっていった
巡礼の道を、いま私が踏みしめているんだなぁと感じると
不思議で、ありがたい気持ちになりました。
田中先生から、昔の人が、善光寺、伊勢の神宮、御岳山など巡礼の道を歩く、
というのは、「道の途中で行き倒れる覚悟をも持って行っていたこと」
と教えていただきました。そのお話をいろいろと聞かせていただいているうちに
私の日頃の覚悟なんて、ほんと薄っぺらい、無いに等しいものだったなぁと
思い知らされ、愕然としました。
思い上がった心を正し、本当にもっともっと初心、基本、帰らなければ・・・
自分は本当にまずいところにいる!なんとしても、もっともっと素直になって、
勉強しなおさなければいけないなあと思いました。
途中、ある宿場で出逢いがありました。
田中先生の30年来のお知り合いのご夫婦だそうです。
いろいろとお話しさせていただき、街道傍にある道祖神につい最近
屋根を取り付けたことを教えていただきました。
出逢い、季節の移り変わり、風景、数々の史跡・・・
歩くという行為、歩くスピードの大切さ・・・少し感じたかもしれません。
先生の言葉が印象的でした。「歩かなくなった生き物は、滅びる」・・・
私も歩くところからはじめたいと思います。