美咲－創世記－

本日2月3日。節分ですね。旧暦の大晦日。
そして、私も一つの節目を迎えました。
歌い始めた2003年2月3日から、10周年となりました。
こうして続けてこられたのは、たくさんのいろんな方に助けていただいたからです。
本当にありがとうございます！

恐縮ですが10年前の今日、歌い始めたキッカケを書いてみます。

私は小さい頃から歌がすきで、将来は歌う人になりたいと思っていました。
小学校では合唱部、中学では合唱部がなかったので少人数で歌う重唱同好会を
つくって歌っていました。その頃に、声楽家になってオペラやミュージカルに
でたいと言う夢が具体的になり、高校に入ってからは音楽大学に行くための
レッスンをバイトに行きお金を貯めて行っていました。でも高校2年生の進路を
決める頃に両親から、うちにはお金がないから音楽大学諦めて就職しなさい、
と言わました。自分のやる気も中途半端だったのか、そのまま諦めて就職する
コースに進路を変えたけど、どうしても歌を歌う人になりたいという夢を
捨てきれずに、3か月間ぐらい悶々と悩んでいた。。。そんなある日、知人から
「松本駅前で歌っている路上シンガーがいるんだけど、行って見ないか？」
と誘われ行ってみたら、夜8時、松本駅前のシャッターが下りたロータリーで
男性がギターを弾きながら自分で作った歌を歌っていました。
その演奏を聴いていたら、「ここ」だったら自由に歌ってもいいのか。
私も歌いたい！という気持ちが溢れ出して来て、その男性が歌い終わったあとに
思わず「すみません、私もここで歌わせてください！」と
アカペラで「アメイジンググレイス」を歌唱。
それが2003年2月3日でした。

アメージンググレイスをアカペラで歌った後、すぐに家に帰り、
父がギターを持っていたので、それを手に取って練習をはじめました。
その路上シンガーの男性が、毎週木曜日に松本駅前で路上ライブ
をやっていたので、それに合わせて私も毎週木曜日に路上で歌う事にしました。
「次の木曜日までに、一週間でギターも弾けるようになって、自分の歌を
つくって歌いたい」と目標を決めたら、本当に歌が出来ました。
初めて作った曲「星仄か」が生れ、その木曜日、ギターを手にその歌
路上で披露しました。 2003年2月10日でした。

そうやってギターで弾きながら歌うというスタイルができ
毎週木曜日、高校の演劇部の練習が終わった学校がえり、
路上ライブをしていくうちにいろんな人との出逢いをいただき、
いまに至ります。

路上に私にとっての宝物があった。
人と関わる事は、時に苦しかったり、悩みになったりもしますが、
いいことも悪いことも含めて人との縁がなかったら、今の私は無く
続けてこれなかったし、途中で諦めていたと思います。
最初の一歩を踏み出す勇気が持てたらきっと誰もが花開いていける
そんな気がするので、私が路上シンガーの男性の歌から勇気をもらったように
今度はその勇気やチカラをみなさんに手渡していけたらいいなと思っています。

今年は、私の音楽の世界観を広げて行くために、新しいサウンドや
いろんなことにチャレンジしていきます。
みなさんの純粋な魂と響き合う、そんな歌を歌って行きたいです。

どうぞ、これからも応援、よろしくお願いいたします！

　　　　　　　　　　　　　　　　2013年2月3日　美咲