2013年08月26日
黒耀石のふるさと祭り、ご報告!
8月24日(土)は、黒耀石のふるさと祭りでした。
先日の大雨で、野外での開催はできないかなと思っていましたが、
当日になってみたら、曇り空であるものの、雨降ることなく
過ごしやすい一日となりました!
長和町・羽田町長のご挨拶。
司会進行は、地元の中学校の子どもたちがつとめます。
地域が主体的に関わる、とてもステキなお祭りです。
オープニングは、アルパ奏者・金井洋子さんの演奏。
さわやかに真向かいにある黒耀石の森に響き渡りました。
基調講演。イギリス・ノリッジ市セインズベリー日本芸術研究所の
サイモン・ケイナーさんのお話。
イギリスの遺跡には、集落跡があまり無いのだということ、
それは旧石器時代の人たちのように移動生活をしていたからかも
しれないということ、イギリスには日本の土偶のように土で作った
像はないけど、石で作った「岩偶」があること、
ヨーロッパでは石器の石材にフリントという石がよく使われ
イギリスにある「グライムズ・グレーブズ遺跡」という新石器時代の
鉱山跡の遺跡が、ここ長和町・星糞峠の黒耀石の鉱山跡と、とても
よく似ているということで、姉妹遺跡になれたら、ということを
言っていました。
そして、「世界中の考古学の中で、日本の“縄文”が大切なんだ」と
いうことを地域の子どもたちや、住民のみなさんに伝えてくれました。
日本の縄文時代のお話もしてくださり、海外から見た日本・縄文を
知ることができました。本当に貴重なお話、ありがとうございました!

サイモン・ケイナーさん、一緒に来られた
900年の歴史をもつセットフォードグラマースクール副校長の
キャサリン・エルドールさん、イギリスのエンセレント博物館の
オレヴァー・ヴォーンさん、小林達雄先生も縄文衣装に変身!
この黒耀石のふるさと祭りの仕掛け人・大竹幸恵さんと
明治大学 矢島國雄先生と、長和町の議長さんも一緒に♪

後ろ姿は、縄文時代流行したという「ワラビ文様」です。
私は、長和町の勝見さんが大切に作ってくれた天蚕(てんさん)の衣装で
ふるさと祭りに参加です。
火起こし体験。
縄文クッキー。
縄文ペイント!
写真をその場で撮ってすぐに記念カンバッジにするサービス。
骨の釣り針をつくり、それで釣りをして、魚を捕って、黒耀石ナイフでさばいて
焼いて食べる、という体験♪
おいしそうです!
そのほかにも
・発掘体験
・発掘技能オリンピック
・狩りの体験
・縄文豚汁
・長和高原野菜のコーナー
・アイヌワークショップ
と、昨年以上に充実した内容のお祭りでした。
ステージでは、黒耀石の森コンサート。
トップバッターは、地元長和町から飛び入り参加の「LAB」のみなさん♪

3万年の平和のシンボルだったという黒耀石のふるさとの
長門小学校の子どもたちと一緒に、平和の歌「祈り鶴」を歌いました。
戦争を知らない大人と子どもたち。なにか先人のみなさんの生き方から
大切なものを学べたらと思っています。
アイヌの楽団 ペウレ・ウタリの会のみなさんによる
アイヌコンサートです。
0歳にしてステージデビュー。どんな子に成長するのだろう。。☆
最後は会場の皆さんも一緒に輪踊り。
続縄文といわれ、今もその世界観の中で生きているアイヌの皆さんと
楽しいひとときでした。
篠笛奏者・村上二朗さんのコンサート。
澄み渡った笛の音がゆるやかに森にこだましていきました。
美咲コンサート。
先人のみなさんへの感謝の気持ちを込めて6曲。
1、私の森の風
2、御柱
3、太陽の道
4、千年の森の物語
5、虹のチカラ
6、ありがとう
アンコールでは、会場のみなさん
そして、地元バンド・LABのみなさん、篠笛の村山二朗さんといっしょに
「ふるさと」を歌いました。
美しい長和のふるさと、ここの場所をこれからも大切にしていきたいし
また、このふるさとで逢えることをたのしみにしています。
たくさんの方のチカラがひとつになった素晴らしいお祭りでした。
関わったスタッフのみなさん、地域のみなさん、音響でがんばった赤羽くん
遊びに来て下さったみなさん、本当にありがとうございました!!
<P.S>
この夜の打ち上げもとても盛り上がりました!
イギリスのオリバーさん、ビートルズの曲を歌ってくれました♪
これからも良い文化交流をしていけたらいいですね。
お祭りを裏で支えた若い力!おつかれさまでした!!