2013年08月28日
あの海の向こう。
いつぞや一人で行った坂越の海。
海も、空も、陸も、大地も、わたしも、あなたも
境目が無くなった気がして、あぁ 浄土の世界って
ニライカナイの世界ってこうゆうことかな?
たましいってこうゆうことかな?
と「空」の世界を感じた気がした。
空になることで、何もかも満たされていたことに気がつく。
空気が満ちていたことに気がつく。
何もかも足りないと思っていた自分が
実は何もかも満たされていたことに気がつく。
宇宙のスペースが無限に広がっていたことに気がつく。
その中から自分も生まれてきたことに気がつく。
求めないことから、求めていたものが見つかる。
目の前にあるものを追いかけている時は
もしかしたら、何も見えてないのかもしれないな。
なんて思ってみたり。
長い歴史の上では、自分の一生も、この透明な海の泡のようなもの。
自分だと思っている形も、寄せては返す、波の一瞬の泡のように
弾けて消えて、また海へもどる。
虚空の世界は、無情のように思えるけれど
豊かな慈しみに満ちている気がする。
いつかあの海の向こうへ。
Posted by 葦木啓夏(Hiroka Ashiki) at 23:08│Comments(0)
│雑記