2013年09月30日
小津安二郎記念・蓼科高原映画祭協賛「ふるさとがえり」上映会、ご報告☆
9/27〜29にかけて、信州茅野市では「小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」
が行われ小津作品および、次世代を担う映画監督の作品が
茅野市民館、新星劇場、そしてかんてんぐらで上映されました。
日本映画史上、小津、黒沢、溝口の三大巨匠と賞され、
世界の映画人からますます高い評価を得ている映画監督「小津安二郎」。
昭和29年夏、『東京物語』をつくり終えた小津監督は、コンビを組む
脚本家の野田高梧の蓼科にあった山荘「雲呼荘」を初めて訪れたそうです。
八ヶ岳山麓にひろがる高原の空気にふれて小津監督はたちまちその場所を
気に入り「水がうまい。洒がうまい。空気がうまい。」と、昭和38年に
亡くなるまで野田高梧と蓼科高原にあぐらをかいて晩年の数々の名作を送り
出したそうです。茅野市蓼科高原は小津映画のこころの「ふるさと」。
このような二人のゆかりの地として、平成10年から
「小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」はスタートし、今回で16回目でした。
9/27(金)は、この流れをくんだ「ふるさとがえり」上映会!
前回5月の茅野上映会が好評で、アンコール上映となりました。
すてきな笑顔で、いらした皆様をお迎えしてくれた美由紀さん♪
昼の部、夜の部とありましたが、夕方になるとかんてんぐらに提灯がともり
不思議なマツリ空間に☆
かんてんぐら蔵前食堂で、腕をふるってくれた赤羽くん。
今回のメニューは、特製キノコ汁と、BBQツクネ。
寒さにあったかい汁は沁みました。
串揚げフランクと、焼きそばを出店してくれた宮坂さん☆
揚げたてのフランク、おいしかったです。
夜の部では、急遽、6才の少年も受付を手伝ってくれました♪
平日の昼、夜の上映にも関わらず、多くの皆様に来ていただき
ありがたかったです!
ふるさとがえりに触れていただき、とても嬉しく思いました。
夜の部では、映画「ふるさとがえり」脚本家の栗山宗大さんご来場☆
上映後、一言挨拶をしていただきました。ありがとうございます!
栗山さん、Facebookでこんな感想をアップしてくださいましたよ。
◎茅野市アンコール上映 × 小津安二郎記念
みなさん!
とても寒くて毛布にくるまっている栗山です。
すでに冬到来の長野県茅野市では、前回五月上映の反響により、
アンコール上映会が開催されました。
しかも、満員御礼でございます*\(^o^)/*
小津安二郎記念・蓼科高原映画祭の関連上映会。会場は「かんてんぐら」。
養蚕業や寒天づくりと、時代とともにその主は移ろうけれど、
空気の中には100年分の思い出が沈殿している気配がします。
ふと風が通り、蔵の記憶が心の中にふわりと漂ってきた心地になれた
ひと時な上映会でした。
そして、来てくれたみなさまの感想です。
・ふるさとにまつわる葛藤等が印象的でした。とてもよかったです。
・以前から良い映画だとうわさで聞いていたので今回みれてよかった。良い映画だった。
・人と人とのつながりが見えて良かったです。田舎のどこにでもある話で、身近な話だと
思います。自分も東京からこちらに来て、また今度は子ども達が信州から離れて
暮らしています。人生とは…の問いかけが印象的でした。
・夢が広がってよかったと思います。
・面白かった。地域をより好きになる映画でした。日本にこんな良い所があるなんてと
おもうような良い所でした。
・「ふるさとがえり」という題名の意味を考えさせられました。
東京→ふるさと/ふるさと→東京/もっと深い意味
・夢を持って生きること!ふるさとを大切に。改めて思いました。
・単にふるさとがよいという映画でなく、考えさせられました。人が生きていく原点が
見える素晴らしい映画でした。複数の友人、それぞれの表現の友情が印象的でした。
改めまして、スタッフ参加して頂いた宮坂さん、伊藤さん、赤羽くん
美由紀さん、藤田さん、おつかれさまでした!
今回もかんてんぐらをライトアップしてくれたコロコロ電源の小坂さん
ご尽力いただいた宮川地域のみなさま、感謝です!
そして、映画を観に来て頂いたみなさま、本当に本当に、
ありがとうございました∞
Posted by 葦木啓夏(Hiroka Ashiki) at 12:11│Comments(0)
│ふるさとがえり